地被類、常緑広葉樹
ヤブコウジ科ヤブコウジ属
別名、十両、樹高10〜30cm
花、7〜8月/実、10〜11月
陰地〜半陰地/耐寒性は強い/耐潮性はやや強い/耐暑性は強い
葉は茎の上部に輪生してつき、厚く光沢がある。花は目立たないが、果実は球形に赤く色づき、鑑賞の対象とされる。
群生させると緻密な地被となる。
半陰地でやや湿潤な環境を好むが、乾燥気味で陽地でも生育し、日本庭園はもとより現代的な空間でも利用される。
万葉集や古今集で『山橘』と詠まれているのは、本種。
葉や茎にベルゲリンを含み、煎じたものは利尿や咳止めに利用される。
繁殖は地下茎を分けて行う。